日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
一府十県聯合共進会々場明細全図
明治41
1908
絵師: 落款: 本名等: 版元:銀花堂野村銀次郎  東京市日本橋区若松町十五番地 
技法:石版 法量:393×551
数量:1 
37TA/00722
01125
解説:長野市でこの共進会が開催されたのは1908(明治41)年9月20日~11月10日であり、本図の発行が8月になっているから開場前の予告を兼ねた案内図であろう。従って、細部の描写は実体と完全に一致しているとはいえない。しかし、開場を1ヶ月後に控えた時期であるから、図中に(1)~(24)で示されたパビリオンなどの配置は、ほぼ実景を伝えているとみてよかろう。実際にこの共進会を開催することの準備にはいったのは1903(同36)年11月の県議会で、3年後には会場を善光寺に隣接する城山とすることを決定している。開催予算は18万5千円、出品物は6万点余に達し、総入場者数は予測の50万人より30%増の66万5千人であった(『長野市史』第5巻近代一)。この時期になると、長野県下に限っても、郡・市・町村単位で各種の共進会が開催されており、もの珍しさは減退していたと推測されるので、これだけ集客できたのは成功の部類といってよいだろう。(原島)
史料群概要
画像有