日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/08.商業
01.絵画
08.商業
秩父郡大宮町繁昌寿娯録
明治35
1902
絵師: 落款: 本名等: 版元:石川槌太郎  群馬県佐波郡伊勢崎町四百八十九番地 
技法: 法量:545×780
数量:1 
37TA/00725
01129
解説:埼玉県大宮町(現、秩父市)の43軒の商店を紹介するために製作された双六風の案内一覧である。″上り″は秩父神社で商店でないから、全部で44区画が大小のいくつかの形にわかれて、全体が渦巻状に配列されている。大宮町は、近世以前は大宮郷などと呼ばれ、秩父往還が町を貫通して、近隣の物資流通の拠点ともなり、現在の秩父市の中心部を形成する。43軒のうち、旅館が6軒、食料・飲料店が9軒あり、理髪店・時計店・活版所がはいっているのは明治期の新業種である。″上り″におかれた秩父神社は妙見社とも称され、同町だけでなく周辺地域の尊崇を集め、例年12月3日に実施される大祭は″秩父の夜祭″として現代でも人出の多い祭礼として有名である。(原島)
史料群概要
画像有