日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
博覧会稟告
明治7
1874
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:木版一色摺 法量:185×300
数量:1冊 
37TA/00727
01131
解説:1877(明治10)年の内国勧業博覧会よりも早く1874(同7)年に開催されているが、説明文には″昨年の例に従う″とあって、すでに前年の7月に近くの一身田専修寺を会場にして博覧会を開催している。山田での博覧会の申請人は御師龍太夫であった。伊勢の御師が、現在の観光業にも深くかかわっていた一面を窺わせるものである。博覧会の内容は詳細を知ることはできないが、趣旨の中にも″両宮神宝を始め″とあり、旧家所蔵の古器物が陳列されたと考えられるが、一方で″四方の有志、物品を輸入し″とも述べて即売品を置いたようである。当初に予定した3月1日から4月30日までの会期が5月30日まで1か月も延長されたというから、入場者も多かったはずで、企画としては成功したといえよう。(『三重県史』下編、大正7年刊)(原島)
史料群概要
画像有