日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TI
02.広告/07.医業・薬業/03.薬種
02.広告
07.医業・薬業
03.薬種
伊吹山陳熟艾包紙
発行者:釜屋 治左衛門||発行者住所:江戸小網町三丁目
295×178/154×76
2枚
37TI/00052
01195
艾で灸をすえることが日常的であった時代には、艾の消費量は大きかった。それだけに多くの業者が参入した。これは伊吹山で採った艾を京都で製品化したものを江戸で売っていたものである。裏側に類似の偽物への注意を促しているが、同時に収集されたもう1つの包紙は、その一例である。商品名が“陳熟艾”と“陳製艾”、商家名が“釜屋治左衛門”と“釜屋佐治右衛門”、地名が“小網町三丁目”と“小網町二丁目”と酷似しており、“本家釜屋艾”の朱印の形や包紙の寸法までがまぎらわしい。(2003年度原島陽一客員教授作成)
史料群概要
画像有