日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TI
02.広告/03.農業/02.畜産
02.広告
03.農業
02.畜産
養豚社引札
明治4年辛未
1871
発行者:養豚社
310×465
1枚
37TI/00062
01205
維新後に肉食が注目されたのに応じて養豚を試みようとしたが、文中にあるように餌となる残飯や野菜屑を集荷する費用にたえられず、逆に豚児を貸出して育生しようとしたものである。本文中に広告主の所在地はないが、本紙を貼った台紙には“大阪、養豚社”と明記してある。一方で豚肉の食用はまだ一般化せず、明治3年の大阪では愛玩用の養豚が流行したという。広告主の企画に反して、愛玩用に豚を飼育したのであろうか。ただ、こうした需要は長く続かずに、すぐに衰退したという。(2003年度原島陽一客員教授作成)
史料群概要
画像有