日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TI
02.広告/06.食品業/07.菓子業
02.広告
06.食品業
07.菓子業
菓子屋引札
発行者:船橋屋攝津大掾 藤原織江||発行者住所:下谷広徳寺前稲荷町||引札文作者:仮名垣魯文(鈍亭)
||印刷様式:一部色刷 168×457
1枚
37TI/00146
01437
4月14日の売出しを控えての引札である。同店は受領名を名乗り、浅草雷門店のほかにも四谷、昌平橋、湯島、赤坂などに支店をもつ、江戸では著名な菓子店であった。営業品目は、煉羊羹、蒸菓子、落雁、巻せんべいなど多種にわたる。広告文を戯作者の魯文が執筆しており、売出日と店の所在地にかけて〝潅仏頃に活業(なりわい)も、甘茶に縁のあるものから〟と記すが、一方では、新製品の創出を〝御取立のお礼がてら、欲心半ぶん〟ときわどい本音を交ぜている。(2003年度原島陽一客員教授作成)
史料群概要
画像有