日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TF
03.器物
03.器物
木・金属製
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37TF/00076-079
04587
(『民族資料図版目録 第四巻』)「当家ハ元禄十六壬未年九月十一日本家摂州原田村兄是右衛門方■当地安倍川上弐丁目野田屋伊右衛門借屋ヘ越豊嶋屋又左衛門と云同年九月十二日朝元祖又左衛門表あけ戸を身あけ給ふに一升満すに一合升を重ね志きの内へこけ入其升御一生大事に被成に今有之其節ハつき米味噌す酒なと小賣ニ而渡世凡十ヶ年斗 諸事御敬之被成候故 備中妹尾備前早嶋 備中嘸川庭瀬備前西大寺■少々宛俵物来リ問屋ヲ兼渡世被成ハ元祖又左衛門或時上京被成升座ニ而升三升御調被成候内左り弦る舛一升有之又宝暦元年辛未ノ年九月廿九日次又左衛門参宮の下向京都升座ニ而升三升調帰り候中ニ久左無之升一升有予是を思ふに 是に至る迄三度升ニふしぎ有 元祖又左衛門壱合升一升ニ重なり早朝戸を明ケ給ふに内へこけ入志ハ小■次第次第に大ニ至へしとの天の御教ならん■次左弦升ハ是好みて成不申事ニ而自然の事なれハ右ハ陰左ハ陽陽ハ善也陰は悪也悪ヲなさず善に可進との天性の御教なるらん 又□の印形有共久左無之升ハ用ヒ難けれハ弥如先祖悪ヲ成ス事なく弥名ヲ改正可善ニ進予も六十歳ニ而隠居ニ引込居れバ子孫ニも先祖の家法ヲ教へんとの御事成らん」。(昭和14年11月『列品分類カード』)「器(度量衡)/枡/種○枡箱/支那枡/絵あり/×76分の650/甲州文庫」
史料群概要
画像有